カンジダ血症の感染拡大!
今日のテーマはカンジダ血症というカンジダ菌が血液の流れに侵入し感染する症状についてです。「院内感染症」という言葉はみなさんも聞いたことがあると思いますが、たいてい話題に上るのは、黄色ブドウ球菌やノロウィルス、大腸菌群ではないかと思います。世界中の医科大学、病院などが以前から院内感染についての調査報告をたくさん発表しています。最近カンジダ菌の文献をあさっていたときに私の眼を引いたのは、2008年にマサ...
View Article血液と便検査のすすめ カンジダ菌と寄生虫
カンジダ菌が血液の中を流れることもあるカンジダ血症について先日のブログでも紹介しましたが、加えて、今日は寄生虫(パラサイト)が血中を流れることによる感染症状とその検査について紹介します。かつての日本では、現在に比べて衛生面の問題や食生活の問題から、便を使った寄生虫の確認検査はごく普通に行われていました。最近、ニュースでも話題に上がった、サバなどの魚に寄生するアニサキスも寄生虫の1つですし、蚊やダニを...
View Article機能性素材キトサンの優れた作用
エビやカニなどの甲殻類に含まれるキチンから抽出されたキトサン(Chitosan)は、日本でも20年ほど前から健康食品市場に出回っている機能性素材です。コレステロールを抑制する作用があることが報告されて、ダイエットや脂質異常症の予防、メタボの予防などの目的で健康食品市場をにぎわせてきました。一方、医療分野では、人工皮膚の素材として今ではポピュラーに使用されています。...
View Article予防のスタートは、日常のセルフヒストリーチェックから
予防という言葉が叫ばれて久しいですが、多くの皆さんは、頭では予防がわかっていても、症状が慢性化し何らかの症状が突出しないと気が付かない(気が付いていてもなんらアクションを起こさなない)人がおおいのではないでしょうか。私もそのうちの1人だったことが今回の入院生活でいやというほどわかりましたが・・私が栄養カウンセリングを行っていたり、栄養相談をされたり、セミナーで質問を受ける内容を聞いていると、多くの人...
View Article遅発性近筋肉痛とカンジダ菌について
日常的に運動をしているアスリートはもちろんのこと、日ごろ運動とは無縁の人が、急に運動したり、高負荷の運動や酸素補充が不十分な運動をすることによって、運動してから24時間から72時間後に筋肉痛が起きる状態を「遅発性筋肉痛」通称DOMS(Delayed Onset Muscle Soreness)といいます。...
View Articleケルセチンとうつ症状
うつ症状や副腎疲労が現れる背景には、視床下部でコルチコトロピン放出ホルモン/因子(CRH、CRFとも呼ばれる)が放出され、副腎ホルモンの産生とストレス反応を調整することにあります。...
View Articleアルツハイマーとケルセチン
約540万人のアメリカ人がアルツハイマー病に罹患しているという報告があり、日本でも、推定300万人、2050年には3200万人にもなるという王国もあります。 それだけ深刻な状況であるといえます・ アルツハイマーに関する研究は世界中で行われており、原因の可能性として、慢性感染症、ホルモンレベルの低下、炎症、ミトコンドリの機能不全、酸化的ストレスおよび毒性化学物質などの関与が報告されています。...
View Articleカンジダ菌除菌に役立つ10種類の食材
カンジダ菌の繁殖を防ぐ10の食材日常の食生活でカンジダ菌の繁殖を抑え、カンジダ菌症を防ぐ食材について紹介します。ここにあげる食材を食人取り入れ、カンジダ菌の繁殖を抑える食生活を考えてみてはいかがでしょうか。1、ココナッツオイルココナッツオイルに含まれるカプリル酸とラウリル酸は強力なカンジダ除菌作用を持ちます。ココナッツオイルは熱安定性が高いので揚げ物や加熱調理に適しています。2、ニンニクニンニクには...
View Articleリンゴ酢のすすめ
日本でも最近ポピュラーに使用されるようになったリンゴ酢(ACV*AppleCiderVineger)ですが、ACVにはコレステロール、中性脂肪、HbA1C(糖化ヘモグロビン)の上昇を抑える作用が報告されています。https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19630216HbA1cを抑える作用機序は、インスリン抵抗性の改善であることが報告されていますが、私はこの背景に、カ...
View Article今が旬!サクランボの効能について
今日は。旬のサクランボの持つ優れた効用について紹介します。サクランボには痛風の予防効果があることは以前から報告されています。2010年にアメリカのニュージャージーにあるRobert Wood Johnson Medical...
View Articleアセトアルデヒドとマグネシウム
今日は、アセトアルデヒドとマグネシウムです。 アセトアルデヒドは,、カンジダ菌をはじめとする酵母菌類が生産する副産物です。これ以外にも、アルコールの飲酒、車の排気ガス、喫煙によってもアセトアルデヒドは生産されます。 アセトアルデヒドを分解するためには、マグネシウムが不可欠で、マグネシウム不足は、アセトアルデヒドの分解が低下し、その副作用のリスクは高くなります。...
View Article臭気障害とビタミンD
米国では。成人の男女の25%が臭気障害をもっているという疫学調査の報告があります。http://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/195502おそらく、日本においてもこの数字と同じような臭気障害の成人男女が存在するのではないかと考えます。臭覚が時間をかけて徐々に低下することで、うつ症状をもたらし、生活の質が低下する可能性があります。臭覚が低下すること...
View Article,前糖尿病について
前糖尿病という考え方について。この1年ほど、今後アメリカでは2型糖尿病の発症率が一気に増え、医療費の高騰だけでなく、生活の質の低下につながる大きな問題として注目されるようになりました。これは、日本にとっても対岸の火事では済まされない、対策を講じるべき可及的なアクションです。むしろ、日本の場合は、草刈り場のように、世界規模の巨大コングロマリット食品メーカーが作る甘味料、糖分過剰な食材が野放図に市場を闊...
View Article栄養医学と副腎疲労セルフケア 1日集中講座@関西のお知らせ
【現代人を“慢性疾患”から解放する統合メソッドを学ぶ】 現代社会は 抗ストレスホルモンを生産する副腎という臓器のキャパシティーを遥かに上回る、過剰競争・高ストレス社会となりました。その結果、私たちの副腎は慢性的に疲弊し、機能不全が恒常化しています。この「副腎疲労」が蓄積することで、栄養吸収障害、ホルモン分泌不全、免疫機能低下を招き様々な慢性症状となって現れています。...
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